CMSとモバイルとフィードと四畳半社長: UEIはとても平凡で地道なことばかりやる会社ですよ
皮肉無しに「武勇伝」ですが、ひと息置いて考え直すと地味で苦行な仕事ではある。やり遂げたときの感動もすごいけど。
とはいえ、大前提に「コンピュータが好き」でないと出来ないことだなと思わされる記事。
自分の書いたコードで一番評価されているだろうコードは、仕事で書いたWindowsCE向けのコンポーネントかKalistiOS(DreamCast非公式SDK)で多バイト文字をレンダリングするコードでしょう。
前者はどこの製品に載ってるかかけませんが、後者はSourceForgeのリポジトリが見れます。
どちらもほとんど未踏の世界を手探りで開拓しました。
DreamCastに関しては、BIOSの解析とそれまで皆無だった文字コードについての勉強が成果のほとんどです。
正直なところセガのハードには情熱があまり無かったのですが手の届く場所に可能性があるハードがある。
暗い画面に文字が出る。工夫すれば自分の名前も出せる。
今の仕事場のルーキーに話すと「興味ないですし、カッコよくも無い」と言われそうですが、自分が惚れた部分は目に見えないと思うのです。
コンソールしかなくてほとんど文字しか出ない世界は退屈です。
が、自分がやっていたのはそのコンソールを作ることです。
すべてが手探りで、もしかしたら完成しない可能性もありました。ただ、そのデメリットを吹き飛ばすだけの魅力、(無理矢理言葉を当てはめるとしたら)「好き」にさせるだけの魅力があるのです。
地味で苦行で当たり前にあるはずの機能なので、空気のように扱われます。
ただその空気のような当たり前を提供することに魅力があって・・・愛情はいくらでも語れますけど決定打が思いつきません。
とんでもなく飛躍してますが、これを部下や後輩にうまく伝えたいなぁと思ったのでメモしときます。
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