2007年10月30日

言葉の違いを吸収する試み

CMSとモバイルとフィードと四畳半社長: 社内教育制度と筆記テストを実施(ココログ)
CMSとモバイルとフィードと四畳半社長: 社内教育制度と筆記テストを実施(freerss.net)サイバースペースカウボーイズのPodcastでも挙がっていた(というかここが発端じゃないかとも思う)問題について具体的な対策を執るところが!!
# まぁ、ケイス兄貴つながりですがw
言葉の問題、意外と深刻な割に対策みたいなものはされていないように思います。
当方、名古屋で仕事をしていますが自動車の仕事が多いです。
自動車業界の傾向なのか同じ意味の類似した言葉の多くは「違うもの」として否定されます。
「可変バルブ機構(VVT)」をVTEC(ホンダ)と呼んだり「eVCT(日産)」と呼ぶと、それは違う仕組みだと否定されます。
# VVTって言わないと怒る会社がどこかは内緒
競争の激しいエンジン開発の技術名称を「他社のものと同じ扱い」で呼んでしまうとプライドに障るのでしょうが、このような現象がなぜかプログラミングにおいても発生します。
エンベデッド系の開発手法がいつでもトレンドにあるようで、組み込みUMLが流行ったことがありました。
そのときに見かけた光景として「UMLに書けないクラスは認められないね」と、UMLを知らないPGに向かって言うSEがいました。
自分もPGでUMLがVisioとリファレンス無しで書けないレベルだったので、UMLを知らないことは罪なのか、と思っていたように記憶しています。
そのSEは、教科書の用語を駆使して設計をしていましたが、その設計を100%理解していたメンバはいたのか分かりません。
WindowsCE3.0時代にMFCでべったり密結合なクラスをいっぱい書いては、異論を教科書の言葉で押し返していました。
まぁ、出来上がったバイナリはとてつもなく重いものになりました。
とっくに時効なんで事例として書きましたが、こういうケースはそこかしこで見かけます。
そして、これがきっかけで評価を下げられてしまうこともあります。
言葉のルール以外にも、文書のルールでもぎょっとされる事があります。
「Visioは高いからUMLはExcelで書け。お客さんはVisio持ってるけどね」とか。
テストというと萎縮してしまうルーキーもいると思うので、ブレスト的な勉強会みたいなノリだとやりやすいかもしれない。
自分も周囲にあるバリアを解いていきたいな。

0 件のコメント: