2008年10月24日

若い芽は何もしなくても枯れる

無茶を言う人の話、その後。

これはがんばっても難しいんじゃないか? といういわゆる無茶をフタコトめに「契約」「不履行」などという言葉をチラつかせて、やってくれないとヤバいよ的空気に追い込まれたわけですが、というのがこれまでのお話。

今日になって、スケジュールがさらに押してきたのでチェックが入った。
その当人は、この前は追い込んだつもりは無いという空気で出していた。
結構方々から叩かれていたのを見ているので、こちらからすると硬い言葉が尖って聞こえたわけです。

で、結局、その無茶はやっぱり無茶だったのだけど、それはなぜか? という原因探しをすることになった。
犯人がいる部屋で。

このプロジェクトが煙を出しているのは、若いのに頭の固いリーダが原因だと思う。
あと、それをこんなになるまで放って置いてヘラヘラしてるえらい人。
探すべきは原因と犯人だろう。
が、えらい人の訊き方にノセられてしまったのか、挙げるべきは犯人だと考えずにこれまで悪かった開発工法を振り返ってしまった。
半年前の時点では口うるさくアレコレやり方を改めるべきという話をしていたのだけれど、件のリーダに却下されることに疲れてしまって黙るようになっていた。

となると、過去の正義感は過去のもので、今だんまりを決め込んでいるお前にも原因あるんじゃないの? という流れになってしまう。
「勝てば官軍、負ければ賊軍」という言葉のように改善活動が実を結ばない場合は「悪文化を作った一員」になって(されて?)しまう流れは不本意だ。
# けれど、それに気づけたのは収穫・・・とでも思っていないとやってられない

結局、改善をあきらめてしまった自分はそこで試合終了だったんだよ。ということになってしまった。
# 引き上げが決まっているので、これ以上のペナルティは無いけど

話の席が解散になり、「負けても諦めても賊軍か・・・」とひとり反省会をしていてなぜそうなったかを紐解いていくことに考えが及んだ。
半年前に提言していた改善が実を結んでいれば・・・。
それはなぜ実を結ばなかったのか?
ことごとくリーダに却下された自分の説得力の無さが原因なのだけど、それを少し棚上げして、リーダが本当に頑固とかエンドユーザにせっつかれ過ぎて面倒を増やしたくないと思っていたとしたら。

自分はよくないことを人のせいにすることができない。
自分に原因がありそうなよくないことがあったとき、自分に落ち度は無かったかと考える。
他の人は無条件に悪くないとしておく。それが美徳だと思っているから。
・・・なんか美徳じゃないのかも。と思うようになってきた。今回の一件で。

ただ、時として責任がある人物を名指しするという行為は、悪意ある責任転嫁の手段になってしまうのではないかと考える。できることならしたくない。

このリーダ、確かに半年前にいろいろ追い込まれて「バグでも変更でも黙って対応しろ」という暴挙を繰り出していたけど、今も状況があまり変わってない。
今から槍玉にしても、後からばれてもきっと枯れる。
今よりカサカサになるぐらい枯れる。
年寄りの話は聞くものだ、と思っている(すこし根に持ってる)のだけど、早めに頑固さを棄ててお医者さんに行くようにしたほうがいいと思う。

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